

中山間地では、高齢化と過疎化によって、公共交通の維持が難しくなっています。特に飯舘村においては、近隣の市町村と飯舘村を結ぶ路線バスは運行しているものの、村内居住地からバス停へのファースト/ラストワンマイル交通サービスが整備されていない状況にあり、今後高齢化により免許返納が進み「移動の足」を失ってしまう方がますます増えることを考えれば、ファースト/ラストワンマイル交通サービスの確立は喫緊の課題であるといえます。
また、平成28年度に閣議決定した地球温暖化対策計画において、運輸部門では2013年度比で2030年度までに二酸化炭素排出量を約3割削減することを目標としており、その達成のために公共交通機関への利用転換を促進すること等、脱炭素化社会の推進に向けた環境にやさしい交通サービスの確立も強く求められています。
本実証では、環境負荷の少ないグリーンスローモビリティとIoT技術等の先端技術を組み合わせることで、中山間地におけるファースト/ラストワンマイル交通サービスの確立と、地域交通の脱炭素化を実現することを目指し、使いやすいUI/UXの整備や、安全を担保するための運行管理体制の構築等、実用化に向けて検討を進めて参ります。
みちのりHDは今回のような実証実験への参加を通じて、中山間地におけるファースト/ラストワンマイル交通サービスの実現に向けた課題を整理・検討し、早期の実装による社会課題の解決に向け取り組みを進めて参ります。
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